学校にも家にも居場所のない子

 9月1日は子供の自殺が多いとのことで話題になってる。私は小学生高学年時にただ漠然と行きたくないという理由で不登校になった。初期には色々と親に小言を言われ、無理矢理に連れて行かれたりとしたものだが、私は涙を浮かべながら決死の抵抗をして家に留まったものだった。

 あの時、私の母親は本を読んだり病院や地域の相談窓口等に赴いてあれこれと勉強をしたらしい。無理やり学校に連れていくようなことはなくなり、私と対話する姿勢を見せてくれていたような気がする。

 当時、私には我が家という居場所があった。学校を拒否して、家にいることができた。たとえ夏休みが終わっても、家にいることが許されていた。学校を恐れる子供にとって、9月1日というのは、居場所を奪われるまでのタイムリミットのようなものだと思う。

 個人的に、頭ごなしに自殺は悪いことだと言いたくはない。けれど、もちろん良いこととも言えない。若年層、特に未成年、子供が自ら命を捨てる程に思い詰めるということを想像すると、胸が痛む。親としての自覚を持っているならば、世間の常識とされるものを一旦頭から追い出し、子供を家に置かせてやることも一つの手であると知っていてほしい。